霊界に行ってみたら、○○なところだった…

ある日私に下った霊界からの指令。その日から、私はあの世とこの世を行き来して、霊界の問題を解決することで、この世の幸せをつくる旅をすることになった。

「富豪への道」のカギは、あの世の先祖たちが握ってる…の巻【7話】

ミスターが冷たいから、瞑想してみると…黄金のワイヤーが見えた

ここしばらくは現世の仕事が忙しく、ミスターのお仕事ができなかった・・・。というのは実は言い訳。本当はどうしていいかわからなくて、後回しにしていたのだった。

 

で、反省してミスターに聞きにいってみた。

 

「しばらくご無沙汰していてすみませんでした。で、ミスター、私はどうすればいいのでしょう? やっぱりよくわからないんです」と、すがるように質問した私に対して、ミスターはたった一言「転がってくるもんは、石でもなんでも拾っとけ!」と、答えて、口笛を吹きながら去っていった。

 

石でもなんでも・・・って? 転がってくる・・・って?どこへ?

だーーーー、よけいにわけがわからん~~!!!!

 

と、爆発しそうになる心を静め、目を閉じてみた。

人の頭から無数の黄金のワイヤーが天へとつながっている様子が見えた。

 

細い細い絹糸のようなワイヤーが何百、何千という束となり、きらきらと輝いてまっすぐに天へ地へと伸びていた。どの人もどの人も、脳天にはワイヤーの束を有している。まるで臍の緒で母とつながれた胎児のように、人はあの世とつながっている。

 

そのワイヤーの先はどこにつながっているのか? 天国の人もいれば、地獄の人もいる。どちらにもつながっている人もいるだろう。

 

この世、つまり現世は混沌とした世界だ。現世に生きるうちに当たり前になってしまっっているが、清々しい世界も、高貴な世界も、逆に血みどろの世界もある。

 

そして、現世を生きる人たちは、どんな世界にも入っていけるけれど、「住む世界が違う」という言葉あるように、人は似たような人が集まる場に所属したがる。

 

友達を見れば、今の自分がわかるという言葉もある。貧乏人は貧乏人同士で仲良くし、富豪は富豪グループを作る。

酒飲みが集まる場所もあれば、事件を起こすような人が集まる場所もある。 

そして、そこに集まる人たちは、似たような雰囲気を持っている。そう、これがエネルギーだ。

 

あの世から届くエネルギーが、人の人生の行き先を決める!?

黄金のワイヤーを通して、あちらの世界から届いてしまうエネルギーに操られるようにして、人は自分の居るべき場所に所属する。

 

ということは…、結局、この世だって階層社会なんじゃん!!! ただ、境界がぼやけてて、行こうと思えば、別の階層にも行けるし、別の階層の情報も流れ込んでくるという違いがあるだけだ。

 

なぜ、違う階層に人は行かないのか? 繰り返しになるが、エネルギーが違うんだな。やっぱり。

 

不幸が当たり前になっている人と、ラッキーが当たり前になっている人は、顔の輝きも違うけれど、放っているエネルギーも違う。

 

その人の人生を左右するエネルギーが、黄金のワイヤーを通して、あの世から届いている?!としたら、人生を変えようと思ったら、あの世の先祖や過去世を変えるのが、早道なのだろうか??

 

もしかして、私ときっとつながっている、素順ばあちゃんが、地獄の6畳間を抜け出して、キンキラキンの天国に行ったとしたら、私のエネルギーも変わるのだろうか?

 

そして、私がこの世で属する階層も変わって、富豪の仲間に入れる可能性が生まれるの??

 

そういうことですか?ミスター?

 

と、聞いてみても…

 

ミスターは口笛吹いてどこかへ行ったままでして、返事は返ってきませんでした。ジャん、ジャーん。

 

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富豪への道